今や生活必需品のひとつとなりつつあるスマートフォン。普及率の増加に伴い、スマホ修理の無店舗フランチャイズも増えています。
ここではスマホ修理系ビジネスの気になる需要と、開業に必要なスキル・資金などの情報をまとめました。
総務省の令和2年版 情報通信白書によると、2019年度のモバイル端末全体の保有状況は96.1%、そのうちスマートフォンの保有率は83.4(※)となっています。つまりスマホ修理系のビジネスでは、この83.4%のスマホユーザーすべてがお客様となり得るということです。
電話・検索機能・カメラ・アプリと利便性の高いスマホですが、液晶が破損したり急に動かなくなったりというトラブルも多め。しかし、スマホの正規修理拠点は数が限られており、修理に出しても対応が遅くなりがち…という問題があります。
そこで注目されているのが、スマホ修理系のフランチャイズです。正規店より対応がスピーディーで修理費用も比較的安価であるため、あえてフランチャイズを選ぶユーザーも増加傾向。スマホユーザーは今後も減ることはないと考えられるため、安定した需要が見込めると考えられるでしょう。
スマホ修理系の無店舗フランチャイズを開業するのに、特別な知識・スキルは必要ありません。スマホに詳しいに越したことはありませんが、修理にまで詳しいという人はほとんどいないのが現状。
もし業界に参入するというのであれば、フランチャイズ本部からの研修を受けるのが一番の近道です。
小型精密機械であるスマートフォンは、部品も非常に小さいのが特徴。そのため、細かい作業に集中して取り組むスキルも重要です。
雑に扱ってお客様の大事なデータが飛ぶようなことがあっては、信用問題に関わります。
フランチャイズによって研修期間は異なりますが、最短だと1日、平均3~7日ほどで技術を習得していくのが一般的。
しかし、スマホはどんどん新しい機種が発表されるため、常に新情報をチェックしたり、新しい技術を勉強していくという姿勢が大切です。
スマホ修理系の無店舗フランチャイズ開業に必要なのは、加盟金・研修費・修理機材費・開業広告費・パーツ費用など。自宅の一角で開業する場合は、30~50万円ほどでスタートできるケースもあります。
とくに費用がかかるのは研修費となるため、重点的にチェックしておきましょう。ちなみに、ロイヤリティの相場は2~5万円ほどです。
今後も安定して需要があると考えられるスマホ修理系のビジネス。開業も比較的簡単なのがメリットですが、必要な部品などが手に入りにくいといったデメリットも見られます。
フランチャイズを選ぶ際には、集客や仕入れについてもしっかり確認しておきましょう。
フランチャイズの中から無店舗で開業できるか調査。独自サービス・技術の有無、初期・月額コストの安さ、サポートの手厚さという観点で3社を厳選しました。
希少性の高いサービスを展開し、
ブルーオーシャン戦略で
収益拡大したい人
可能な限り投資リスクを抑え、
需要に合わせて
事業を展開したい人
本部と密に連携し、
サービスレベルを徐々に
高めていきたい人
【このサイトに掲載するフランチャイズの選出基準】
2022年4月19日時点、アントレ(https://entrenet.jp/dokuritsu/KW027/)とマイナビ独立(https://dokuritsu.mynavi.jp/contents/S20)に掲載されているフランチャイズを上位20社ずつ選出。
その内、公式HPのURLが記載されていた35社を調査し、このサイトに掲載。
【3選の選定基準】
各社の公式HPを調査し、「無店舗で開業可能」と記載されているフランチャイズのうち、以下の条件で選出。
空気の洗車屋さん…該当企業の中で、唯一カーエアコンクリーニングのFCを展開しており、特許技術(特許6529145)を取得している。
TSUKUBITO…加盟金が0円のプランがあり、該当企業の中で、月額コストが最も安い(プランAの場合)。
カバーオール…該当企業の中で、研修の種類が最も多く、唯一月次の研修がある。