無店舗フランチャイズでの開業を考える場合、どのような流れで準備を進めたら良いのでしょうか。ここでは、事業計画・資金調達・開業前後の準備など、事業をスタートするまでの工程について詳しく解説していきます。
もし参入したい業種に複数のフランチャイズがあるのなら、気になるフランチャイズ本部すべてから事業計画書を入手しましょう。
事業計画書とは、「どのようにビジネスを進めていくのか」「どれくらいの収益が見込まれるのか」といった、各フランチャイズの具体的な戦略を示すもの。それぞれの事業計画書を比較して事業を理解するとともに、本部の姿勢などを見極めましょう。
物件取得が必要ない分、店舗型より費用を抑えやすい無店舗フランチャイズですが、業種によっては数百万円の開業資金が必要となるケースもあります。
そんなときの資金調達法にはいくつか種類がありますが、もっともポピュラーなのは融資。銀行などの金融機関、日本政策金融公庫、国や自治体からの補助金や借り入れを利用するといった方法で、必要な開業資金を調達しましょう。
加盟を希望するフランチャイズ本部が見つかり、資金調達の目途がついたら、フランチャイズ加盟契約を行います。
この際に本部から契約書が渡されるため、内容に問題がないかをしっかりチェック。不明点については、納得がいくまで説明を受けるようにしましょう。
とくに、契約開始日・契約解除の方法・違約金・競業避止義務などについては、事前に確認しておきたい項目です。
フランチャイズ加盟の契約が終わったら、いよいよ開業準備に入ります。
無店舗の場合、内装工事などの手間はありませんが、車・バイク・専用機材などの手配が必要となることがあります。
オープン予定日に合わせて、不備がないよう準備を進めていきましょう。また、スタッフが必要な場合は人材採用も同時に行います。
ほとんどのフランチャイズには独自の研修制度があるため、開業前に指定の研修を受けます。
業種や会社によって内容・期間は違いますが、提供するサービスに関する知識とスキル、接客マナーや経営オペレーションなどがメイン。本部で講義を受けるスタイルのほか、現場で実践的な研修を行うケースもあります。
こうした研修にはフランチャイズならではの成功ノウハウが充実しているため、しっかり学ぶ姿勢が大切です。
無事開業したら、本部のサポートを受けながら経営を行っていきます。スムーズに集客するためにも、オープン前にチラシやSNSなどを使って開業をアピールしておくと良いでしょう。
分からないことや不安がある場合は、フランチャイズ本部にその都度相談しながら業務を進めます。
フランチャイズの中から無店舗で開業できるか調査。独自サービス・技術の有無、初期・月額コストの安さ、サポートの手厚さという観点で3社を厳選しました。
希少性の高いサービスを展開し、
ブルーオーシャン戦略で
収益拡大したい人
可能な限り投資リスクを抑え、
需要に合わせて
事業を展開したい人
本部と密に連携し、
サービスレベルを徐々に
高めていきたい人
【このサイトに掲載するフランチャイズの選出基準】
2022年4月19日時点、アントレ(https://entrenet.jp/dokuritsu/KW027/)とマイナビ独立(https://dokuritsu.mynavi.jp/contents/S20)に掲載されているフランチャイズを上位20社ずつ選出。
その内、公式HPのURLが記載されていた35社を調査し、このサイトに掲載。
【3選の選定基準】
各社の公式HPを調査し、「無店舗で開業可能」と記載されているフランチャイズのうち、以下の条件で選出。
空気の洗車屋さん…該当企業の中で、唯一カーエアコンクリーニングのFCを展開しており、特許技術(特許6529145)を取得している。
TSUKUBITO…加盟金が0円のプランがあり、該当企業の中で、月額コストが最も安い(プランAの場合)。
カバーオール…該当企業の中で、研修の種類が最も多く、唯一月次の研修がある。